5月12日、ダバオ市バギオ地区バランガイカルメンで開催された第1回カリロンガン山トレイルマラソンの参加者81名により、約120本の植樹が行われた。
カリロンガン山トレイルマラソンは、植林とランニングを組み合わせた慈善マラソン大会である。 ダバオデルスル州サンタクルーズの観光担当官であり、マラソン大会の参加者の一人であるジュリアスパナー氏は、マラソン大会に参加し、植樹することによって環境保護にも貢献できると語った。
「このマラソン大会のユニークな点は、チャレンジングなコースや1083段の階段を上ることに加えて、植林をすることによって、土地の荒廃した部分を保護し、森林の再生に貢献することが出来ることである」と彼は語った。
EGIP財団の植林担当者であるマイケル・マーティン氏は、5本以上の植林を希望する参加者がいたため、参加者数よりも多くの木を植えることが出来たと報告した。植林は都市部での気温上昇に対抗するための措置の一つである。
カリロンガン山トレイルマラソンは、 10キロ、21キロ、42キロの3つの距離カテゴリーで構成されている。階段登り、登山道、川渡り、ジャングルトレイル、標高差2,000メートル以上の5つの小山などのコースを走る。
Vertical to Sky Sports Managementのディレクターであるロムアルド・カルベス氏は、「今後はさらに参加者が増えてゆくだろう。国内だけでなく外国からの参加者も期待している」と語った。
参加者が増えれば増える程、多くの植林が可能となる。階段上りやジャングルコース、環境保護などユニークなこのマラソン大会には今後多くの人が参加することが期待される。筆者もダバオの自然や環境保護に興味があるのでいつか参加してみたい。
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