フィリピン・イーグル財団(以下PEF)は、リパダス・リバーで2歳のフィリピン・イーグルを捕獲・救出した。このワシは家畜を捕食していたとされ、森林警備隊が住民から苦情を受けたためである。発見された川にちなんでリパダスと名付けられた。
リバダスは、一連の評価の結果、野生に戻すには不適当と判断された。PEFによると、ワシの右目は手製の銃から発射されたビー玉でやられているということだ。右側の眼球は完全になくなっていて、左目は、外見上は正常に見えるが、内部では変化が起きているのでワシはいずれ完全に盲目になるかもしれない。
しかし、銃弾の傷も、他の最近の肉体的な傷の形跡もない。骨も無傷のようで、骨折の形跡はない。ボディコンディションスコアは4/5で、痩せ細っているわけでもない。眼科医はリパダスにさらなるストレスを与える可能性があるため、これ以上の手術は勧められないという。
さらにリパダスはすでに視力が低下しており、狩猟が困難であるため、野生に戻すには不適当である。しかし、飼育下繁殖の候補にはなりうる。PEFは、支援を必要とする野生のワシをさらに助け、保護するために、継続的に支援と寄付を求めている。
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