沿岸警備隊南ミンダナオ地区(CGDSM)は、低気圧がもたらした大規模な洪水の被害を受けたダバオオリエンタルの住民や避難民に、22,000点の救援物資やその他の生活物資を提供した。災害リスク軽減管理基金やクイックレスポンス基金が救援物資の一部を補っている。
災害対応支援物資は、フィリピン沿岸警備隊(PCG)の多用途対応船により輸送され、2024年2月2日、フィリピン公共事業道路省(DPWH)パナカン港からマティ港に積み込まれた。陸上交通のアクセシビリティが損なわれているため、水上交通を利用する必要があるためである。
BRPスルアン(MRRV4406)司令官CDRフリオ・コラリナとのラジオインタビューの中で、同司令官は、ダバオ地方のいくつかの地域、特にダバオデルノルテの大部分において、サービスを提供する上で水上輸送が必要である理由として、通行不可能な道路を挙げた。市民防衛局ダバオ地方事務所(OCD11)の最初の報告によると、この地域の約50の道路が被害を受けた。
現在、ダバオ・オリエンタルにつながる州内のいくつかの道路や国道は、継続的な洪水のため、あらゆる種類の車両が通行できない状態である。長期間に渡っての車両の通行止めや地滑りでの死亡事故が相次ぐなど未だ気が緩まない状況であるが、支援物資が少しでも多くの人に届いて欲しいと強く願う。
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