2月15日(木)、ダバオ在日本国総領事館主催の天皇誕生日祝賀レセプションが、SM Lanang 3階のSMXコンベンションセンターで開催された。商工会議所、日系・地元企業、地方政府関係者など総勢300名を超える招待客が集まり、石川義久総領事、キタインダバオ副市長、大阪府泉南市の山本優真市長による挨拶及び乾杯から祝賀会の幕が上がった。
ダバオ市の環境姉妹都市である北九州市は、固形廃棄物処理のJICA草の根技術協力事業の推進や北九州土産をPRした。ダバオ市市議会議員であるオカンポ氏が北九州市を訪れ、日本の廃棄物処理に感銘を受けたことから、ダバオ市のゴミ問題が強く見直されるようになったほど、ダバオ市にとって北九州市の存在は大きいのである。
姉妹都市である泉南市は2025年に控える大阪・関西万博の広報をはじめとして泉南市物産を展示し、関西国際空港との直行便にも期待が高まった。今年の4月にはダバオ市と泉南市姉妹都市協定1周年を記念するイベントを泉南市で開催予定など、今後の関係強化にも注目したい。
そして今回最大規模での参加となった浜松市は、静岡名産のお茶の試飲では日本の緑茶を初めて飲むフィリピン人もいたり、みんな大好きうなぎパイのブースでは最高級うなぎぱいV.S.O.Pの配布がされたりと大好評で、浜松市がダバオの3つ目の姉妹都市となる未来を多くの人が心待ちにしていた。
昨年に引き続き、蕎麦と日本産酒類の提供コーナーは日本人だけでなく、フィリピン人にとっても大盛況であった。そして日本観光の資料配布も大人気であり、今年は市民活動あきたが秋田県の魅力発信を行った。観光は日本とダバオの結びつきの土台でもあり、日本とダバオ間の人の行き来がより盛んになることを期待している。
ダバオッチで以前取材させていただいた、Nakashin Davao International Inc はマンゴープリンを配布し、ダバオのマンゴーを日本クオリティで提供していることをアピール、さらに清水建設と竹中土木も参加し、ダバオバイパス建設プロジェクトの概要及び進捗に多くの人が関心を持っている姿も印象的であった。
石川義久総領事は冒頭の挨拶にて、昨今のことを振り返り、安全なミンダナオ島をアピールし誘致を行うとともに日本へもぜひ足を運んでほしいと強調した。日本とダバオが今後も強い友好関係で結ばれることを見込めるような、とても有意義な祝賀会となった。
【News】ダバオで令和初の天皇誕生日祝賀会が盛大に開催
【News】天皇誕生日祝賀会がダバオで開催される
