【News】EDSA人民権力革命から38年、来年の権力革命記念日は祝日としないことが決定

フィリピン国旗

来年早々、フィリピンと世界の歴史において極めて重要な出来事であるEDSA人民権力革命から38周年を迎える。しかし、例年とは異なり、現政権は10月13日に、2月25日を祝日としないことを決定した。この決定は、EDSA革命の重要性と影響力を考慮すると、遺憾な結果である。

伝統的に2月25日に祝われる「権力革命記念日」は、1986年のフェルディナンド・マルコス独裁政権交代を求める非暴力抗議の極めて重要な瞬間を記念するものである。2002年以来、この日は特別な祝日となっているが、それは現職の大統領の布告によるものである。追放された独裁者の息子であるフェルディナンド・マルコスJr.大統領は、来年は祝日としないことを決定した。

2月25日を特別不就労日としないという決定は、国家として、自分たちの歴史と乗り越えてきた闘いをどのように重んじるのかという疑問を残している。EDSA人民権力革命は、フィリピンにおける独裁政治の終焉と民主主義の始まりを示す重要な出来事であり、決して忘れてはならない歴史の一部である。それにも関わらず、ピープルパワーの意義を薄めようとするような試みだとして遺憾の声が上がっている。

年配の世代は新しい世代に、EDSA革命を思い出し、そこから学ぶよう呼びかける。また若者たちやその他の関係するフィリピン人に、市民としての権利を理解し、抑圧と闘うよう促す。30年以上が経過したが歴史を風化させないためにも教訓を語り継がれていくことが強く求められている。  

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