【News】サラ・ドゥテルテ教育大臣、「Tara, Basa!」プログラムで低所得家庭の教育を支援

子供たち

フィリピン教育大臣を兼任するサラ・ドゥテルテ副大統領は、8月2日、「Tara, Basa!(さあ、本を読もう!)」個別指導プログラムについて、同氏のリーダーシップの下、教育省(以下DepEd)を近代化し、より良いものにするという公約の一環であると語った。

パシッグ市のリサール高校で行われたプログラム開始式でのメッセージの中で、サラ氏は「Tara, Basa!」プログラムはマルコス政権を象徴するものであると述べた。この個別指導プログラムは、同政権の積極性、決意、そして国の教育の質を向上させるための努力を示すものだという。

「この日は、個別指導プログラムの実施に関するDepEdと社会福祉開発省(以下DSWD)の間の基本合意書の調印式を祝うだけでない。このプログラムは、公約を実現するものなのだ」とのことだ。

サラ氏はまた、「Tara, Basa!」プログラムが、同じ目標を掲げる複数機関による協働のモデルとなることに期待を寄せた。「私は、このプログラムが学習者に前向きな変化をもたらすことを願っている。全てのフィリピン人、全ての家庭、全てのコミュニティ、全てのセクター、政府機関、NGOが、子どもたちと私たちの未来のために戦いに参加するよう促す」と語った。

このプログラムは、首都圏を対象に8月15日に開始予定であり、来年には他の地域にも拡大していく予定だという。開始式に参加したDSWDのレックス・ガッチャリアン大臣によると、この個別指導プログラムは、DSWDの教育支援を改編したもので、困難な状況にある低所得家庭の大学生を支援し、同時にパンデミックの影響を受けやすい、あるいは受けている、本を読むことに苦労していたり、読むことができない小学生を支援することを目的としている。

このプログラムに家庭教師および青少年育成ワーカー(以下TYDW)としてDSWDの指導を受ける大学生には、20日間、1日あたり570ペソの就労奨励金が支給される。彼らは家庭教師として、低所得家庭の公立学校の1年生で、読むことが苦手だったり、できなかったりする児童を対象に、読書指導を行う。同時に、TYDWはまた、両親や保護者を対象に、親としての自己理解、フィリピン人家族の力学、子育ての課題、子どもの発達、子どもの権利などのテーマについてもセッションを行う。

より多くの子どもたちに必要な教育を提供しつつ、貧しい大学生にもメリットのあるプログラムだ。サラ氏は独立記念日の演説でも教育への注力を訴えていたが、口だけではないことが早くも示された。フィリピンでの新学期は8月からスタートする。このプログラムが子どもたちの学力の底上げに繋がるか、今後も目が離せない。

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