【News】教育省ダバオ地方事務所、8月スタートの新学期に向けて早期登録を実施

授業風景

現在フィリピンは夏休み期間中だが、教育省ダバオ地方事務所(以下DepEd11)は現在、教育機関の吸収能力を決定するため、8月の授業再開に向けて2023-2024年度の早期登録を行なっている。

DepEd11のJenelito Atillo氏は、早期登録は生徒数、雇用すべき教師の数、準備すべき教室の管理、その他解決すべき問題に対する可能な施策を決定するのに役立つと語る。「これは、子供たちの準備であり、教師の準備であり、そして2023/2024年度開校時に子供たちの懸念が最小限のもので、即座に対応できるようにするためのものだ」という。

また、Atillo氏は、パンデミック後は特に早期登録の数が一般的に増加傾向にあると述べた。今年度の早期登録者数については正確なデータは出せないかもしれないが、「公立学校の早期登録者数は、ダバオ地方全体で2,370校。幼稚園では57,581人、小学校(1年生)では85,887人、中学校(7年生)では66,694人、高校(11年生)では56,976人、計267,138人が次年度の早期登録者」であり、増加しているとのことだ。

同氏はさらに、年度の始まりを6月に戻してほしいという要望が寄せられ続けても、8月始まりの年度にこだわることを強調した。パンデミックの影響をもろに受けたので、今から戻すのは難しく、また国際的なスケジュールに合わせられたというメリットもあるのだそうだ。

DepEd11は現在、2023年8月29日に2023-2024年度の授業を開始することを目標としている。2022-2023年度は、猛暑や目の痛みなどで休校の訴えが上がるなどのトラブルがあったものの、7月上旬に無事修了することができた。次年度も、子どもたちが集中して学べるような環境づくりが引き続き求められている。

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