6月7日から12日にわたって実施されたパブリカス(Publicus Survey)の調査で、ダバオ市がフィリピン国内の人気の旅行先第8位に位置づけたことが明らかになった。ダバオ市(3%)は、ミンダナオ島エリアではシャルガオ島(9%)に次いで第2位の人気旅行先となった。
フィリピン全体で見ると、最も大きな人気を博したのはパラワン島(23%)で、バギオ市(16%)が第2位、セブ島とシャルガオ島がそれぞれ9%で同率3位と続いた。その下は、ボラカイ島(8%)、バタネス島(6%)、ボホール島(4%)となっている。
ミンダナオ島エリアの人々を対象にした調査でも同様に、第1位はパラワン島(22%)、第2位はバギオ市(14%)、第3位はシャルガオ島(13%)で、セブ島とダバオ市がそれぞれ10%で同率4位という結果だった。
「自然の魅力と活気ある都市生活で人気のダバオは、ミンダナオ島の人々の共感を呼び、ミンダナオ島からの回答者の10%がダバオ旅行に興味を示している」とパブリカスの調査では記されている。
この第2四半期(4-6月)調査では、フィリピン全土の参政権を持つフィリピン人1,500人を無作為に対象とし、6月7日から12日にかけて、首都圏、ルソン島北中部、ルソン島南部、ビサヤ地方、ミンダナオ島の5つの地域に分けて実施された。
調査の中でパブリカスは、「パラワンの魅惑的な美しさ、バギオ市の魅力、セブ、シャルガオ、アクラン、バタネス、ボホール、ダバオの文化的体験は全て、旅行者の間で人気の要因となっている」との見解を示した。
上位を占めるのはやはり世界的にも人気の観光地だが、ダバオも特にミンダナオ島民に高い評価を得ていることがわかる。今年は特にダバオへの旅行客の増加が見込まれており、実際にダバオを体験するフィリピン人観光客も数を伸ばすだろう。今後の調査結果も要チェックだ。