2021年11月24日(水)、フィリピン教育省(DepEd)ダバオ支部は、ダバオ市、ダバオデルノーテ州タゴム市の7つの公立学校と1つの私立学校に対し、対面授業を再開する許可を出したと発表した。対面授業の再開が許可されたタゴム市の具体的な公立学校名の公表は避けたが、ダバオ市内の私立学校は「Faith International Academy」であるという。
教育省によれば、今回「Faith International Academy」の対面授業再開が許可されたことは、パンデミック以降、ダバオ市内で初めてとなる私学の対面授業再開ということになるという。同校は11月29日(月)から対面授業を再開させる予定であり、既にニューノーマル用のクラス準備や同省による査察を終えているということだ。学校名が公表されていないタゴム市の公立7校は12月6日(月)から対面授業が再開される。
教育省は、既にフィリピン国内で新型コロナウィルスの感染リスクが低い地域に限って100校が対面授業を再開しており、コロナの感染状況によってはさらに対面授業を再開出来る学校が増えるであろうとコメントしている。
また、フィリピン保健省(DOH)がワクチン接種可能年齢を従来の18歳以上から12歳以上に引き下げる決定をしたこと、ダバオ市はワクチン接種人数を120万人から180万人に引き上げたことなどを鑑みると、市内においてワクチン接種率が上がり、感染リスクの減少傾向が続けば、今後さらに対面授業が再開される学校が増えることが期待されている。