2021年11月22日(月)、ダバオ市は新型コロナウィルスワクチン接種者の接種状況を更新し、1回目の接種を終えた市民が101万811名、2回目の接種を終えた市民が90万8101名に達したことを公表した。ダバオ市が掲げる接種人数の目標は年末までに120万人で、目標に対して75.67%を達成したことになる。
サラ・ドゥテルテ市長は地元のラジオ番組に出演し、市内の新型コロナウィルスワクチン接種状況について問われ、市内の接種目標人数120万人を年末までに達成することは約束できないが、政府が目標としている集団免疫を獲得するため、ダバオ市としてやれることはやっていきたいと接種目標人数の達成に自信を示した。
また、ダバオ市では11月29日(月)から12月1日(水)までの3日間、集中的にワクチン接種を実施するイベント期間を設けるため、この期間中にワクチン接種を受ける人が相当数に上るであろうと見ている。このイベントは保健省(DOH)が中心となって国内で1日500万回接種を目指すものであり、感染が落ち着きを見せている今の時期に一気に国民のワクチン接種率を上げたいという狙いがある。
サラ・ドゥテルテ市長は、ワクチン接種のためにこのようなイベント開催のみを待つ必要はなく、今は公的機関だけはなく、民間機関でも予約なしでワクチン接種が可能であるので、できるだけ早くワクチン接種を終えて欲しいと市民に呼びかけた。保健省ダバオ支部によると、11月22日時点で新型コロナウィルスに新規感染したダバオ地方の人数は13人、現在治療が必要な患者の数は1246人、陽性率は2%となっている。