サラ・ドゥテルテ副大統領兼教育相は、3月8日にマニラ首都圏のタギッグにあるSM Aura Premierで開催された国際女性デーおよび全国女性月間中のフィリピン女性委員会のメッセージの中で、ダバオ市パキバト地区の女性たちの境遇に言及した。サラ氏は、この地区の女性たちは高度な技術やイノベーションに触れることができず、インターネットやフェイスブック、ツイッター、トランジスタラジオの仕組みを十分理解していない可能性があるが、先住民に対して行われた長い戦いの最前線にいるのだと述べた。「しかし彼女たちは、自分達の生活やコミュニティを変えるために、適用でき、かつ効果的な技術やイノベーションを取り入れた」と同氏は語る。彼女たちはパキバト地区のイメージを、反政府勢力が蔓延する場所から、平和のための避難先へと変えることに寄与したという。「パキバト地区の子どもたちの多くは、栄養失調で、教育を受けられない状態で育っていた。しかし、彼らは10代の頃から地下運動に参加する覚悟を決めていた。父親は、農民でなくても武装集団のメンバーであることがある。ほとんどの場合、女性、つまり母親が労働者であり、男性は政府軍が到着した場合に備えて、銃撃戦の準備をして潜伏していた。パキバトのルマド(キリスト教徒でもムスリムでもない人々)は、何世代にも渡って、平和に暮らす権利を奪う暴力の連鎖の中で生きてきたのだ」と語られた。サラ氏はこの状況を、子どもたちへの教育・女性の識字率・生計・男性の労働力といった多くの機会を損なう暴力の連鎖と表現した。2019年、サラ・ドゥテルテ前ダバオ市長は、政府が開始し、その後市民主導となった平和活動「Peace 911」を立ち上げ、人々に「私たちがあなたたちを助けるのを手伝ってほしい」と訴えた。2022年に彼女が市長の任期を終える以前には、ダバオ市は反乱のない都市と考えられるようになっていた。「子供や母親のための基本的な教育インフラの欠如など、既存の暴力の構造に対処するための技術的な介入が必要なコミュニティだ」とサラ氏は語った。昨年同日にもダバオ市では国際女性デーのサミットが開催され、家庭内暴力についての議論が交わされた。肉体的な暴力だけでなく、精神的・経済的な暴力という形もある。共通しているのは、女性の問題は女性だけの問題ではないことだ。男女の別を問わず、このような問題に真摯に向き合う社会であってほしいと願う。
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