【News】ダバオデルスル州の2地方自治体、玉ねぎ農園の拡大を検討

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ダバオデルスル州に位置するマグサイサイとマタナオの各地方自治体が、地元市場の需要に応えるため、玉ねぎ農園の拡大を検討している。

これらの地方自治体は、農家が量的・質的に玉ねぎの生産を向上させるのに役立てるため、農業省ダバオ支部(DA-Davao)の支援を求めている。各地方自治体はそれぞれ、玉ねぎ農園の敷地面積を6ヘクタールずつ拡大することを検討している。「農業協同組合が種子・融資・その他の資材を政府から受け取れば、土地は既に利用可能な状態になっている」とマグサイサイ町の農業担当者は語る。同氏は玉ねぎ農園の農地は1,000平方メートルほどしかなく、今後は農地を拡大し、農家に割り当てる予定だという。

一方、マタナオ町の農業担当者によると、2012年から、玉ねぎ農園の農地面積が250平方メートル程度しかなかったために生産量は現在までで3トン程度だという。マタナオ町の玉ねぎの出荷価格は通常、通常1キログラムあたり50~120ペソである。

農業省ポストハーベスト開発・機械化センター(DA-Philmech)の代表者であるRodolfo Estigoy博士は、これらの地方自治体が農地を拡大することができれば、機械で直播きする方法を導入することを勧めると述べた。「未だ当該自治体の玉ねぎ農園の農地面積が狭いという文脈に照らせば、機械化を進めるためには切れ目ない広々とした土地が必要だ」と同氏はは語っている。

直播きとは、一度に10列または12列の土を耕しながら、トラクターに取り付けられる播種機を用いて種を播くことである。この方法により、より多くの種子が土壌に入り込み、効率的に生育を促すことが出来る。