コロナウイルス(COVID-19)の感染を防ぐために当局が集団集会を禁止、2年以上閉鎖されていたPeople’s Parkが、2022年7月から再開することが明らかになった。感染対策のため制限されていた日常が、またひとつ解放されることになる。
ダバオ市環境天然資源局(CENRO)の公園およびプレイグラウンド部門の責任者を務めるEngr. Juancho B. Dagasohan氏は6月21日火曜日、ダバオ市災害ラジオ(DCDR 87.5)にて、この場所を地元の人々に開放することで、野外での活動も認められていくだろうと語った。
コロナ禍において、People’s Parkは、PCRテストを受けられる市内最大の接種会場のひとつであり、後にドライブスルーを備えたワクチン接種会場の中枢として活躍している。タスクフォース報道官のミシェル・シュロッサー(Michelle Schlosser)博士は17日金曜日、People’s Parkと、個人所有であるクロコダイルパークでの予防接種ドライブは6月末まで行われると述べた。
Dagasohan氏は、地方自治体が公園の改修のための予算を確保しているとも述べている。現在、同公園にはフィリピン国立博物館(NMP)の5階建てギャラリーがあり、2022年12月に開館する予定だという。
ダバオ市民にとって公園=People’s Parkをイメージする。しかし、People’s Parkは、市民にとって公園以上の存在ともいえる。ドリアンやフィリピンワシ、南国特有の植物やその香り、ここにはダバオを象徴するものが凝縮されている(People’s Parkに関する記事もぜひご覧ください:https://davawatch.com/articles/2016/12/23/2045.html)。またひとつダバオの日常が戻ってくる。ダバオを訪れたなら、ぜひPeople’s Parkを訪れてみてはどうだろうか。