現副大統領で2022年5月の大統領選に出馬するレニー・ロブレド氏は、3月24日にダバオデルサル州ディゴス市でおこなわれた記者会見で、ミンダナオではどのような政策を重要視するか述べた。ロブレド氏は、どのような分野の政策を重視しているのだろうか。
ロブレド氏は、ダバオの記者に対し、フィリピンは6つの地域で構成されており、さまざまな問題やニーズがあると述べた。その中でも、ミンダナオについては「医療、教育、インフラ整備」を重点的におこなうと語った。
医療については、各地域に3つ目の病院を設置することを考えており、各州にも少なくとも病院を2つ設けることを考えているという。また、教育については、大統領になったらすぐに「教育危機」に提議を投げかけるとも述べ、「コロナ禍に入る前から、フィリピンの教育システムは傷を負っている」と言葉にした。ロブレド氏によると、フィリピンの教育は世界の中でも最下位になっているという。
インフラについては、特に4つのインフラに注力すると述べ、農村開発、水資源管理、輸送インフラ、デジタルインフラを挙げた。そして、大統領になったら指示を出し、フィリピンの経済回復に努めていくと述べた。
今回記者会見をおこなったディゴス市では、ダバオデルサル州知事のMarc Douglas Cagas IV氏とも面会し、ロブレド氏の夫であるJesse Robredo氏とのつながりについて、同州知事は言及した。ロブレド氏の夫は、2012年に、飛行機の事故で亡くなっている。また、Cagas州知事の父も、新型コロナウイルスにより亡くなっており、その際飛行機に乗ってセブまで行く予定があったと述べた。
選挙まで1か月半ほどとなった。今後も各地で、選挙活動が盛んにおこなわれるだろう。