2022年2月13日(日)、公共事業道路省(DPWH)は新型コロナウィルスの感染拡大や建設予定の土地の問題で着工が当初の予定より遅れているダバオ市とサマル島アイランドガーデン市を繋ぐ橋梁建設工事について、枠組みは最終段階にあり、工事は遅くとも2022年6月までに開始するという見通しを発表した。
同省は、プロジェクトの予算については、現時点で財務省(DOF)と中国輸出入銀行から融資の承認を待っている状態だと述べ、橋梁工事については、ダバオとサマル間を結ぶ3.98㎞の橋梁を中国の土木大手、路橋集団国際建設(CRBC)と193憶ペソで昨年1月に契約を結んでおり、橋の完成は2026年を予定している。
さらに同省は、懸案とされている建設予定地(特にサマル島側)の地主との話し合いは現在も継続中であるが、地主からの理解を得るための努力は惜しまず実施しているため、大きな問題にはならないだろうという見方を示している。
ダバオとサマル島間を結ぶ橋は、サマル島バランガイ(行政の最小単位)LIMAOからダバオ市のR.Castillo分岐点を繋ぐ予定で通行料無料の片側二車線の橋となる。双方の行き来にかかる時間は2~5分ほどで、1日に25,000台の車両が行き来することが予想されている。プロジェクトの総工費230憶ペソとなっている。