【News】ダバオ市の新型コロナウイルス陽性率は50%から30%に減少、予断を許さない状況は続く

ダバオ市内

ダバオ市の新型コロナウイルス感染状況に変化が見られた。一時期は50%前後で推移していた陽性者の割合も、ここ最近落ち着いてきている。しかしながら、その数値は依然として30%代であることからも、予断は許さない状況が続いているといえよう。

ダバオ市災害ラジオに出演したCovid-19タスクフォース・ダバオのMichelle Schlosser報道官は、ダバオ市の新型コロナウイルス感染の陽性率はまだ32%と高い状態であり、収束するまで時間を要すると述べた。そして、「陽性率が5%を切ったときにだけ、感染が落ち着いたと判断できます。フィリピンではこの数値が感染収束の目安になっています」と語った。

保健省ダバオ支部が毎日おこなっている報告によると、ダバオ市は2022年1月中旬に記録した4桁の新規感染者と比較し、現在は3桁と落ち着いているという。2月2日の新規感染者は347名で、コロナ禍に入った2020年3月から実に69,682名が感染している。また、そのうち1,849名が亡くなっている。同報道官は、「まだ陽性率は32%なので、まだ感染の波は収まっていません。ピークアウトしたことは確認できますが、それでもまだ油断はできません」と語った。そして、そのためにはダバオ市民の協力が必要だとも述べた。

ピークアウトしたといえど、まだ市内には影響が多く残っている。南フィリピン医療センター(SPMC)やSan Pedro病院などの新型コロナウイルス対応病院は、病床が埋まっている。また、隔離施設もホテルについては満室になっており、学校を活用している隔離施設についてもまもなく満室になろうとしている。それゆえに、ダバオ市は軽症もしくは無症状の患者については自宅隔離を容認している。

感染のピークを越えたダバオ市だが、まだまだ気の抜けない時間が続きそうだ。

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