感染のピークアウトが見られたダバオ市だが、依然として新規感染者数は高い状態が続いている。そこで待たれているのが子どものワクチン接種だ。ダバオ市では、2月7日月曜日から5~11歳の子どもたちへのワクチン接種を開始することを目指している。
Covid-19タスクフォース・ダバオのMichelle Schlosser報道官は、ワクチン接種チームが現在接種会場やワクチンの手配、ガイドラインなどの準備をおこなっていると明らかにした。そして、7日月曜にはワクチン接種を開始できるよう懸命に取り組んでいると述べた。
Schlosser報道官によると、子どもたちのワクチン接種には従来と異なる。12歳以上の人たちには0.3mLのワクチンを接種していたが、11歳以下の場合は0.2mLとなり、製造会社もファイザーに限定される。そのため、注射器もより小さいものを用意しなければならない。また、ファイザー製に限定されたのには、これまでの研究や、保健省のガイドラインにて子どもにはファイザー製のほうがより安全との指摘があることが、理由として挙げられる。
また、同タスクフォースでは、子どもたちにより安全な環境でワクチンを接種してもらいたいと思っている。そのため、「不調になったときにすぐ対応できるように、病院でワクチン接種をおこないたいと思っています。そして、従来の接種会場に移行していきたいと考えています」と同報道官は語った。さらに、接種会場についても別に設けるのか、従来の会場を一緒に使うのかについても話し合いをもっているという。しかし、病院から接種会場に移行となった場合は、別のレーンやブースを設けて対応するという。
いよいよダバオ市では子どもたちのワクチン接種が開始される。対面授業が今後再開されるにあたり、子どもたちのワクチン接種は重要な対応といえるだろう。