2021年も、もう3週間ほどで終わろうとしている。新型コロナウイルスを巡るこの1年は、2020年とは状況が違った。新型コロナウイルスのワクチン接種が盛んにおこなわれた1年であった。保健省は、12月11日土曜日、ワクチン接種が特に進んだダバオ地方の三都市を表彰したのだった。
保健省ダバオ支部(DOH-Davao)の11日に出したプレスリリースによると、12月3日時点で最も新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだ都市はダバオ市で、2番目がダバオオリエンタル州のBoston、3番目がダバオデルノーテ州のPanabo市となった。住民に対するワクチン接種の割合は、ダバオ市で88%、Bostonで79.7%、Panaboで75.6%となった。
DOH-Davaoは、「各地域におけるワクチン接種をとおして、新型コロナウイルスとの戦いに大きな飛躍をもたらした」と賞讃すると、「ダバオ地方のワクチン接種が今後も進むことで、かすかに希望が見えてきて、勝利を祝うことができるようになります。ダバオ地方の隅々までワクチン接種を受けられるように一生懸命働いてくれる医療に従事するヒーローの皆さんを称えたいと思います」と述べた。
DOH-Davaoはまだ最新の情報を出してはいないものの、ダバオ地方には11月21日時点で、539万9,804回分のワクチンが到着しており、そのうち434万9,828回分は接種を終えているという。また、ダバオ地方では人口の7割(375万9,878名)へのワクチン接種を目指しており、ダバオ市はすでに集団免疫を獲得したフィリピンの23都市に入っているという。
また、12月15~17日にはワクチン接種促進イベント「Bayanihan Bakunahan」が控えている。同イベントをとおし、さらにワクチン接種が進むことが期待されている。
サラ市長の宣言どおり、ダバオ市は、2021年中に集団免疫を獲得することに成功した。新たな変異株オミクロンの脅威もあるが、それでもワクチン接種がここまで進んだことはとても素晴らしいことだ。