ダバオ市の身体接触をともなうスポーツ(バスケットボール、サッカーなど)解禁が正式に発表された。しかし、さまざまな厳しい規則が設けられることとなっている。どのような制限のもと、このようなスポーツが許可されたのだろうか?
Covid-19タスクフォース・ダバオは、身体接触をともなうスポーツを解禁した。しかし、ワクチン接種を終えていて、試合数にも制限が設けられると述べた。11月30日、ダバオ市スポーツ局長のMikey Aportadera氏は、前日(11月29日)のタスクフォースとの会議で決まったと述べた。しかし、新型コロナウイルスの感染源とならないためにも、スポーツやそれに関するイベントのガイドラインや決議案は出なかったという。
Aportadera局長は、ダバオ市災害ラジオに出演した際、「身体接触をともなうスポーツを再開することへの同意はもらっているが、どのように試合をおこなうかについてはかなり制限されている」と語った。そして、同局ではバスケットボール、サッカー、バレーボール、アルティメットフリスビーに限ってガイドラインを作成したと述べると、これらの試合はレクレーションや運動目的に限ったものだと語った。トーナメント大会などは禁止となる。また、この4つ以外のスポーツも屋外で楽しむことができ、新型コロナウイルスの感染リスクが低いものだと語った。
しかしながら、それぞれのスポーツにガイドラインがあり、この会場ではワクチン接種を終えていることが必須で、ワクチン接種カードとQRコード(SafeDavao QR)の提出が求められる。また、全選手は、試合前の予約も必須となる。さらに、試合がおこなわれている場所の選手だけが許可され、観客は厳しく禁止されることも分かっている。
感染対策も厳しく求められる。入場時のマスク着用、足のフットバスでの殺菌、体温検査も必要となり、試合後にマスク着用は必須、試合中は自主的な対応に委ねられる。また、ベンチで待機する選手もソーシャルディスタンス確保が求められる。
また、各バランガイでも、バスケットボールコートの運営をどのようにしていくか話が出た。これについては、プレイ可能なコートについては監視をおこない、それ以外のコート使用は禁ずることになった。
このように、身体接触をともなうスポーツも解禁となったが、厳しいルールが課されることになった。各国でのオミクロン株の発見から、ダバオ市でも感染の急拡大が懸念されている。このルールに従いながら、ニューノーマルにおけるスポーツを楽しんでいければと思う。