【News】ダバオ市を走るジープニーなどの公共交通機関、乗客を仕切るシールドの設置義務が正式に撤廃される

ジープニー

11月2日火曜日、ダバオ市役所はバイク、ジープニーなどの公共交通の乗り物に課していた乗客を仕切るシールドの設置義務を正式に解除した。ただし、運転手のマスク着用義務や乗客のソーシャルディスタンス確保は継続される。先日フェイスシールドの着用義務も撤廃されたことを受け、公共交通機関の中は以前の風景を取り戻すことになりそうだ。

ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、11月2日の午後に市長令63を発出した。ここにはジープニーなどの公共交通機関は乗客を区切るシールドを設置する必要はもうないが、運転手のマスク着用と乗り物内でのソーシャルディスタンス確保は継続すると記されている。また、シールドの設置は「自主的なものに限る」とも記された。同市長令の中で、サラ市長は、「報告される感染者数や市内でワクチン接種が進んでいることから、制限を緩める必要がある」と述べた。

11月1日月曜日時点で、ダバオ市の新型コロナウイルス陽性者数は895名と1,000名を切った状態となっており、先日お伝えしたように陽性率も5%代まで減少している。さらに、10月29日金曜日時点のワクチン接種の状況は、1回目接種を終えているのは全市民のうち68.5%、2回目接種を終えているのは61.2%となっている。

今回の市長令発出は、先日運輸省(DOTr)がジープニーなどの公共交通機関にシールドをもう設置する必要がないと述べたことを受けてのものだった。同省で道路交通を担当するMark Steven Pastor氏は、シールドを設置しても乗客の新型コロナウイルス感染を防ぐ医学的効果はないことが明らかになったため、撤去の指示をしたと述べた。ウイルスが人の肌や衣服、触った箇所などにくっついて残る可能性があるからだ。

今回の市長令発出により、これまでの感染対策の雰囲気から変化がみられるだろう。

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