【News】ダバオ市内のバスやジープニーが問題に、違反を繰り返す場合は運行許可廃止へ

ダバオのジープニー

コロナ禍に入ってから、市内の公共交通機関も感染対策に取り組んでいる。しかしながら、交通省の機関である「The Land Transportation Franchising and Regulatory Board (LTFRB)-Davao」には、これを遵守していない乗り物があるという報告が来ているという。

同省のNonito Llanos Ⅲ氏は、複数の乗客から苦情が来ていると述べると、定員オーバー、他の乗客との間にパーテーションがないといった、感染対策を講じていない事実が耳に入ったことを明らかにした。その後の8月23日、同省は抜き打ち検査をおこない、感染対策を講じていないバスが8台あったことが判明した。該当のバスは定員以上の乗客を乗せ、ソーシャルディスタンスを守らせることができない状態となっていた。また、この状態は、ピーク時のジープニーにも当てはまるという。

なぜ定員オーバーになるほどの客を乗せていたのだろうか?LTFRBによると、満席にもかかわらず乗せてほしいと運転手に頼む乗客がいたという。その理由は、その地域で運行しているバスに限りがあるためであった。運行の特別許可が下りているにもかかわらず、 バスやジープニーの運転手の中には、乗客数に制限を課さなければならないなら運行しないことを選ぶも人もいるようだ。

さらに、ワクチンを理由に語る運転手もいるという。ワクチンを打った人がだんだん増えているからという意見に関して、Llanos氏は、ワクチンについて思い違いをしていると指摘した。そして、「ダバオ地方でもワクチンを打った人の割合が上がってきていることや、運転手が優先接種となったことが原因でしょう。だからこそ、感染対策を怠っているのかもしれません」と語った。

感染対策を怠った運転手や経営者は、1回目の違反で5,000ペソの罰金が課されることになる。また、Llanos氏は、何度も違反した場合は運行許可を廃止する原因となると警鐘を鳴らした。

しかしながら、ほとんどの事業者は感染対策に従って運営している。一人でも感染対策を守らず、収益を上げる事業者が出てしまえば、不公平感が出てしまい、感染対策を守ろうとは思わない事業者が増えてしまいかねない。だからこそ、このような措置が必要なのかもしれない。