【News】ワクチン接種が終わった人だけ商用施設に入れる条例、ダバオ市ではまだ導入せず

ワクチン接種が進む中で、ワクチン接種が終わった人だけが特定の施設に入れるようにする制度が設けられる場所も見られる。フィリピンでも、セブのラプラプ市役所にて、ワクチンを打っていないとデパート、スーパー、コンビニなどの施設に入れないという市長令が発出され、8月25日から開始される。ダバオ市ではどうなるのだろうか?

ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、ラプラプ市役所の発表を受け、ダバオ市ではワクチン接種が終わった人だけ商用施設などに入れるといった制限は課さないと発表した。そして、ダバオ市民に2回接種を終えた人がそれほど多くないことを考えると、ダバオ市ではこのような条例を課すことはできないと語った。さらに、十分なワクチンの供給がないので、もしこのような市長令を課してしまうと、ワクチン接種会場に人が押し寄せてしまうことになるとも語った。

他にも、Covid-19タスクフォースのMichelle Schlosser代表もまた、ダバオ市がこのような制限を受け入れるかという議論はまだしていないと語っている。さらに、インターネットで出回っている噂も否定し、「ダバオ市が目標としている接種率50%にまだ達していないので、この内容は、非常に複雑で独断的なものだ」と語った。

7月25日現在のダバオ市のワクチン接種データによると、1回目の接種が終わっているのが330,945名、2回目まで終わっているのがこのうち149,122名となっている。ダバオ市は現在、1日1万人ペースで接種し、120万人にワクチンを接種することで集団免疫を獲得することを目指している。

8月2日、大統領広報官のHarry Roque Jr.氏は、国内のCovid-19ワクチンの供給量が制限されていることを考えると、ワクチンをしていない市民に制限を課すには十分な時ではないと語った。そして、ラプラプ市長の新しい試みを褒めつつも、各地方自治体は人口の最低半分がワクチン接種をするまで待ち、全員が十分にワクチン接種するのを待つべきだと語った。

ワクチン接種が進むことで、このような制限が必要になってくることはあるだろうが、現時点では着実に進むワクチン接種を待つことが先決のようだ。