6月1日、ダバオ市では338名の新型コロナウイルス(Covid-19)新規感染者を確認した。この人数は、2020年にコロナ禍に入ってから最も高い数字となった。それに伴い、市内の施設や庁舎ではロックダウンしている場所も出てきている。
6月1日、ダバオ地方全体でCovid-19の新規感染者数は448名となった。その内訳は、ダバオ市338名、ダバオデル・ノーテ州56名、ダバオデオロ州18名、ダバオオキシデンタル州15名、ダバオオリエンタル州12名、ダバオデルサル州9名となっている。また、ダバオ市の新規感染者338名という数字は、2020年にコロナ禍に入ってから最も高い数字となった。
そして、ダバオ地方の6月1日の回復者は126名、死者は10名であった。また、コロナ禍に入ってからの回復者の総計は23,933名、死者は1,119名となった。
また、5月の最終週に、複数の庁舎や施設がロックダウンに入った。建物内でクラスター感染が発生したためだ。新型コロナウイルス省庁間タスクフォースのMichelle Schlosser博士は、5月28日、モールに入っていたBPO企業で46名の新規感染者を確認したため、このオフィスをロックダウンしたことを認めた。同日には、建物内にいた従業員13名がCovid-19に感染したとして、「Sangguniang Panlungsod」という建物が6月6日までロックダウンに入ったこともダバオ市役所が明らかにしている。
さらに、同様のロックダウンは庁舎でも取られており、市の会計局や副市長のオフィスなど計6ヶ所がその対応を取っている状況だという。
今日まで感染拡大が進んでいる要因は、以前の記事でお伝えしたように、基本的な感染対策をしっかりおこなっていない人が一部いることや、病院で感染者に接触する際にマスクなどの着用が正しくおこなわれていないことが指摘されている。コロナ禍に入って1年が経ち、どうしても気が緩んでしまうこともあるだろう。しかし、感染対策を徹底することが自分だけでなく周りの人たちも守るという意識をもって、全員が感染対策に取り組めればと思う。