【News】ダバオ市の夜間外出禁止令及び酒類販売禁止令は月末まで継続

酒類販売禁止

3月15日(月)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、地元のラジオ番組に出演し、新型コロナウィルス感染防止対策として市内で導入している夜間外出禁止令及び酒類販売禁止令を解除した場合、大人数での集まりが促進され、コロナの新規感染者が増加することから今すぐの規制解除に否定的な見解を述べた。

同市長は、昨年7月から11月中旬にかけて市内の隔離封鎖レベルが緩和された一般コミュニティ隔離(MGCQ)に移行した際、夜間外出禁止令及び酒類販売禁止令も解除した結果、人々の外出や集まりの機会が増え、感染者が増加したという過去の経験から学ばなければならないと語った。

新たに発行された市長令では、24時間の酒類販売禁止令、夜9時から翌朝5時までの夜間外出禁止令が今月末まで延長された。一方、今まで外出する際に必要とされてきた食品・医療パス(FMパス)制度は停止とし、市が導入している新型コロナウィルス追跡システム(DQR)に一元化することになった。

また、市内の移動制限については、国の新型コロナウィルス省庁間タスクフォース(IATF)の提言に従い、緩和する方針を取っており、ダバオ国際空港到着時のPCR検査を停止、越境する際のトラベルパスや健康証明書等の取得も不要であるとしている。

フィリピン保健省ダバオ支部によると、16日時点で新型コロナウィルス感染したダバオ地方の患者総数は20,717名、現在も治療している患者数は850名、死亡した患者数は885名と報告されている。また3月16日に報告された新規感染者は51名でそのうちダバオ市は12名の新規感染者が報告されている。