またも、ダバオ市内の刑務所で「覚せい剤」が見つかった。前回はラーメンの箱に入れて持ち込もうとしていたが、今回はどのような方法を使おうとしたのだろうか?
刑務所に関する組織であるBJMP 11地区は、3月4日木曜日、総額80万ペソにおよぶ覚せい剤が「鶏肉」の中から見つかったと発表した。BJMP 11地区によると、身分が明らかな訪問者が食料を密輸し、これを刑務所の第1ゲートで見つけたという。そして、発表担当者は、「検査したところ、半分調理された鶏肉が入っていた。ただ、異常に大きかったため、詳しく検査したところ、中から小さな袋に小分けされた粉が見つかった」と語った。さらに、時価総額が200ペソはするマリファナも没収されたという。
今回密輸に加担した人物は、違う名前が記載された身分証明証を持っていた。この人物は警察に身柄を送られ、没収された薬物も関係各所でさらなる調査がおこなわれている。
ダバオ市の刑務所では、これまでにも密輸事案が発生している。例えば、2020年12月にはラーメンに入れて覚せい剤の密輸が目論まれたが、失敗に終わっている。
なぜ覚せい剤の密輸事案が頻発しているのだろうか?誰が指示しているのだろうか?失敗してもなぜ何回も持ち込もうとするのだろうか?この件については、考えれば謎が深まるばかりだ。