【News】ダバオの子どもたちを対象とした巨人の野球キャンプが「オンライン」で開催される

サマル島

2月10日午後1~3時、巨人と国際協力機構(JICA)は、ミンダナオにいる野球少年を対象としたオンライン野球教室を開催した。今年は新型コロナウイルス(Covid-19)の影響で渡航や大勢で集まる機会が作れないため、オンラインで開催することになった。

当日は、トレーニングや運動、感染防止対策のデモンストレーション、そして巨人選手に対する質問コーナーが設けられた。ミンダナオ国際大学のイネス学長は、現地の人たちに向けた事前の招待状にて「オンラインでの開催は初めてのことだ。若い野球選手やそのコーチ、保護者に参加してもらいたい。そして、今回のオンラインキャンプを開催してくれるのは、日本の最高のプロフェッショナル野球チームである『読売ジャイアンツ』であり、去年1月にもダバオ市で野球を子どもたちに教えてくれた」と紹介した。

そして、今回のオンラインキャンプが開催に至った背景には、外出自粛があるという。健康の維持だけでなく、ミンダナオの若い野球選手たちが夢や目標に叶えられるような環境が奪われているのが現状だ。そのため、巨人とJICAはオンラインイベントを開催し、家で保護者と楽しみながら取り組めるトレーニングや運動を紹介することにしたという。

当日は関係者も含め約300人が参加し、プログラムの中では手洗いの仕方も紹介された。ミンダナオ国際大学のイネス学長は、年に1回と言わず、2回はしてほしいくらいだと、オンラインキャンプ後に語った。