ダバオ市警察(DCPO)は、去年の新型コロナウイルスの規制が始まってから、21,000人以上が条例違反をしたことを明らかにした。年が明けてからも違反者は出続けており、関係各所はこれから大勢が集まることが予想されるイベントに警戒しているようだ。
同警察で署長を務めるRose Aguilar氏は、2020年3月15日から12月10日までの間に、21,423人が条例に違反したと明らかにした。その内訳は、ソーシャルディスタンスの確保に関するものが5,877件、食料品・医薬品パス(FMパス)に関するものが4,445件、夜間外出禁止令に関するものが4,122件、バイクのフェイスシールドに関するものが2,448件、公共の場でのマスクに関するものが1,918件、フェイスシールドは1,883件、禁酒令違反が727件、そして偽のPCRテストの結果を提出したものが3件となっている。
Aguilar署長によると、今年に入ってからも違反者が出ているという。同氏は、今後もこれらの規則を守ってほしいと市民に訴えた。一方で、2021年1月9日(土曜日)の宗教的な行事である「Black Nazareneの生誕祭」のときには違反者はいなかったという。同月15日にも、宗教的行事「Sto. Niñoの生誕祭」が控えている。同氏によると、この日には警察官が配置され、規則の徹底を促すという。
市民一人ひとりが条例を守り、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えたい。