【News】保健省、インフルエンザの流行時期に向けて警鐘を鳴らす

フィリピン ダバオ

保健省ダバオ支局(DOH-Davao)は、これから始まる「インフルエンザの流行」に向けて注意喚起をした。今年は新型コロナウイルス(Covid-19)の流行とともに、インフルエンザの流行時期を迎えることになった。私たちにできることは何だろうか?

DOH-Davaoによると、ダバオ地方では気温が低下する10月から2月にかけてインフルエンザが流行し、そのピークは1月にあると語っている。インフルエンザの症状はCovid-19とかなり類似しており、38℃以上の発熱、頭痛、鼻水、喉の痛み、咳などが発症する。そのため、2つの病気を見分けることは難しいと言われている。

そのため、DOH-Davao局長のアナベレ・ユマン氏は、市民に対し感染防止対策を万全に取るように訴えた。これまでずっと言われてきた、2メートル以上のソーシャルディスタンスの確保、公共の場におけるマスクおよびフェイスシールドの着用、石鹸と水を使った定期的な手洗いのことである。さらにユマン氏は、極力は家で過ごすことを促し、これがウイルスの拡散を食い止める最もよい方法だとも語った。最後に同氏は、咳や体の痛みなど、インフルエンザに似た症状を感じる場合、すぐに医療機関に連絡するようにとも訴えた。

ダバオ地方内はここ最近、Covid-19の感染拡大が進んできている。インフルエンザの流行時期を迎えると、医療機関もさらにひっ迫してくるだろう。一人ひとりが感染防止対策を徹底し、この時期を乗り越えていければと思う。