【News】ホロ島のテロを受けてダバオ市はセキュリティレベルを強化

タスクフォースダバオ

24日(月)、ミンダナオ島南西部スールー州ホロ島で2度の爆発が発生し、複数名が爆発に巻き込まれた爆弾テロ事件は、フィリピン国軍の発表によると、現時点で16名が死亡し、負傷者は75名になったことが明らかになった。

この爆弾テロ事件を受け、タスクフォースダバオは、同様の事件がダバオで発生しないよう、ダバオ市内のセキュリティレベルをレッドアラートに引き上げ、警戒を強化することを発表した。当局によると市内への出入境で厳格な検問を実施し、情報収集が実施されている。

ただ、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、市内はマスクの使用を義務化、さらに公共交通機関やショッピングモールではフェイスシールドも着用されており、顔や身元を隠すことが容易であるため、全ての個人をチェックすることは難しい状態であるという。

当局は、地元のラジオ放送を通じ、ダバオ市内で同様の事件が起こらないよう、検問所では市民にIDの提示協力を依頼し、周辺に不審な人物を見かけたり、事件が発生した場合は、直ちに当局に連絡するよう協力を求めている。また、サラ・ドゥテルテ市長も地元のラジオ番組に出演し、テロリストに警戒するよう市民に呼び掛けを行った。