24日(月)、複数の地元メディアはミンダナオ島南西部スールー州ホロ島で2度の爆発が発生し、複数名が爆発に巻き込まれたと報じた。管轄する軍の幹部によると、この爆発により、4名の兵士が死亡し、17名の兵士が負傷を負ったと述べた。
一方、同島のジョイントタスクフォース(軍の特別部隊)の速報によると、5名の兵士が死亡し、4名の民間人も犠牲になったとされているが、現場が混乱しているため詳細は不明だ。フィリピン赤十字社は6つの医療施設に負傷者を搬送したとしている。
爆発が起きた地区を管轄する警察署の発表によると、最初の爆発は本日11時53分頃に同島バランガイWalledにある食品店で発生、2回目の爆発は1回目の爆発後処理をしている間に1度目と同じ通り沿い、僅か100メートル離れた場所で13:00頃に発生したという。
現在のところ、爆発に関する被害者や容疑者などの詳細は明らかになっていないが、この地方では軍と反政府組織が対立し、昨年1月にも同島にあるカトリック教会で2度の爆発が発生、兵士や民間人20名以上が死亡し、80名以上が負傷した事件が起きている。