【News】レバノンの爆発事故、フィリピン人13名全員の無事を確認

中東レバノンの首都ベイルートで8月4日に発生した爆発を受けて、フィリピン外務省は8月6日、同エリアに滞在しているフィリピン人船員13名の無事が報告されたと発表した。移住労働者省の次官サラ・アリオラ氏は、「本省は爆発発生の報告を受けてすぐに、13名のフィリピン人の船員全員が、街を襲った爆風によって怪我をしていないかの確認作業を行った」と語った。

13名の内8名は、勤務先の宿泊施設に留まっており、残りの5名については、病院での治療・検査が必要となっており、後日フィリピン外務省の職員が直接確認に行くという。13名の船員は「オリエント・クイーン号」の乗員であるが、同船はベイルート港のドックに停泊中に爆発に遭い、大きな損傷を負っている。

今回の爆発では、少なくとも135人の死亡が確認され、約30万人が家を失ったか、一時的に避難を行っている状態にある。また、同爆発の原因として、港に保管されていた2750トンもの硝酸アンモニウムの関連が指摘されている。これほどまでに大きな爆発であったにも関わらず、フィリピン人全員が無事であったことは不幸中の幸といえるだろう。