本日12月29日、フィリピンの沖合で震度7.1の地震が発生した。震源地はミンダナオ島の東ダバオ州のGovernor Generoso市から南東の沖合だと観測されている。
火山活動や地震、津波関連の情報を提供するPhilippine Institute of Volcanology and Seismology(以下、Phivolcs)の発表によれば、地震は本日の午前11時39分に発生したそうだ。また、フィリピンの一部地域および、近隣国のインドネシアは、地震による津波が押し寄せる可能性があるとも説明している。
さらにPhivolcsは、以下の地域において「強い海流および海面の急激な上昇・低下」といった海面レベルの微小な変動が予想されると述べた:
- コンポステラ・バレー州
- ダバオ州
- 南ダバオ州
- 東ダバオ州
- ダバオ市
- サランガニ州
- 南コタバト州
- 北アグサン州
- 南アグサン州
- 北スリガオ州
- 南スリガオ州
一般市民に対しては「異常な波」への警戒とともに、海岸沿いに住む世帯には岸から離れること、正午12時から午後2時にかけては海岸に近づかないよう呼びかけている。津波の第一波が該当時間帯に押し寄せてくると予測されているためだ。
Phivolcsは数時間にわたって高めの波が続くと述べており、さらに米国のアメリカ地質調査所(United States Geological Survey)は、この度の地震の震源は深さ59キロメートルであると発表している。