3日(月)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は地元のラジオ番組に出演し、市内における新型コロナウィルス感染拡大の影響で、3月から就航が停止しているダバオ国際空港の国際線再就航ついて、8月の再開を目指していたが、早くとも9月以降にずれ込む見通しを示した。
サラ市長は国際線の再就航に関して、シンガポール発着のシルクエアーが再就航を8月末まで延期し、香港発着のキャセイパシフィック航空、ドーハ発着のカタール航空などはそれぞれ10月23日、10月30日まで延期、さらにマナド発着のガルーダ・インドネシア航空は、再就航を10月から12月に調整しているということを明らかにした。
また、セブパシフィック航空及び厦門航空は、ダバオ国際空港の国際線が再開された場合には、すぐに運航を再開させたい意向を示しているというが、元々、7月に再開を予定していた国際線の再就航は8月も延期されることになり、3月から約半年間も運航が再開されないという状態に陥っている。
国際線の再就航延期の理由については公表されていないが、ダバオ市内における新型コロナウィルス感染拡大の影響と、国内線の再開を優先している影響があると見られている。国内線に関しては、全ての乗客に対し72時間以内に発行されたコロナウィルス陰性証明書の提出もしくは空港内でPCR検査を行い、結果が判明するまで48時間待機する必要があり、待機場所の確保及び陽性者を隔離する施設の収容能力に問題があるとされている。