31日(金)、サラ・ドゥテルテ市長は地元のラジオ番組に出演し、8月1日からのダバオ市における隔離措置方針について、新型コロナウィルス感染症に関する省庁間タスクフォース(IATF)が、ダバオ市の隔離措置について、8月15日まで現在の緩和された一般コミュニティ防疫(MGCQ)を継続するとしたことについて述べた。
ラジオ放送で同市長は、ダバオ市が独自で封鎖以降継続してきた人の移動制限のうち、食料・医療パス(FMパス)及び、夜間外出禁止令については、8月3日から解除すると述べ、経済活動を再開させるのにボトルネックとなっていた、市内における人の移動制限を緩和させる方向に舵を切ったとみられる。
さらに、同市長は市内で継続する酒類の販売禁止令も9月1日から解除し、ロハスのナイトマーケットも同様に同日から再開させる方向で調整していると述べ、新型コロナウィルス感染症対策を徹底しながらも、経済活動を本格的に再開させる段階に入ったと考えられる。
サラ市長は市内における新型コロナウィルス感染症患者が増加傾向にあることも踏まえ、市民に向けて引き続き不必要な外出は控えること、外出時は必ずマスクを着用すること、ソーシャルディスタンスを2m保つこと、手洗いうがいなどを徹底することを呼び掛けた。