昨日のダバオッチ記事でも紹介したが、ダバオ市の一部地域でのオンラインクラスの実施が困難となるなど、新型コロナウィルス(Covid-19)の影響で、教育現場は大きな影響を受けている。しかし、経済活動と同じように、見通しの立たないワクチンの開発を待ち続ける間、子供たちへの教育をいつまでも停止させておくわけにもいかない。
サラ・ドゥテルテ-カルピオ市長は、6月26日のラジオインタビューにおいて、教育省ダバオ地域が、遠隔教育システムとして、ダバオ市の所有するラジオ局を使用すること許可することができると言及した。
市長は、必要であれば、十分な時間を教育用の時間に割り当てると述べており、ダバオ市民の誰もがアクセス可能なチャンネルを子供たちの教育のために使用してくれるのであれば、喜んでサポート・支援するとしており、市政府のチャンネルは、政府のためだけに使用されるものではないとコメントした。
フィリピンでは、Covid-19のワクチンが開発されるまでの間、対面式の授業は絶望的だとの見方が強いが、現段階では、市長が言及したようなラジオを始めとした、非対面式の方法での教育方法を模索していくしかないだろう。