【News】フライト運航再開予定から一転、運航延期へ、錯綜する航空業界

空港

5月30日(土)、運輸省民間航空局(CAB)は6月1日よりマニラ首都圏が一般的なコミュニティ防疫(GCQ)へ移行することが決定し、先週からフィリピン国内の各航空会社が6月第一週からフライト再開をするという公式発表をしていることについて、新型コロナウィルス国家特別対策チームはフィリピン国内の商業フライト運航を許可していないと各航空会社に勧告した。

先週発表された、各社の公式発表では、6月1日からフィリピン航空が、6月2日からセブパシフィック航空が、フィリピンエアアジア航空が6月3日からそれぞれ国内線の一部で就航再開を予定していたが、これを受けてフィリピン航空は運航再開を6月8日へと延期した。

国際線については各航空会社の発表では、フィリピン航空が一部の路線で6月中からの再開を予定しており、セブパシフィック航空及びフィリピンエアアジア航空は6月中のフライト運航はせず、7月1日からの再開を目指しているということを発表している。

一方、5月29日(金)、フィリピン出入国管理局はウェブサイト上に6月1日からマニラ首都圏で実施される一般的なコミュニティ防疫(GCQ)期間中の海外旅行制限について発表を行い、 新型コロナウィルス国家特別対策チームのガイドラインに従い、フィリピン人海外労働者、フィリピン国籍者とその配偶者及び扶養家族、外交官と航空会社の外国人乗務員のみが入国を許され、全ての外国人は出国可能であるが、フィリピン人海外労働者、渡航先での永住者もしくは留学ビザを取得している学生以外のフィリピン人の渡航は禁止されていると発表した。一般人の渡航が出入国ともに許可、緩和されるのは7月以降となりそうである。