【News】市内宿泊施設、医療従事者やBPO社員に部屋を提供

新型コロナウイルス(以下、COVID-19)の脅威が拡大し、各企業が営業を休止もしくは自宅からのリモートワークに切り替える中、そのような対策ができない産業に従事する者たちの救済に、市内の宿泊施設が名乗りを上げた。

人手不足で過酷な状況下にもかかわらず稼働を停止することができない医療関連施設やコールセンターを中心とするBPO企業の従業員たちは、現在も職場での業務を余儀なくされている。そんな彼らに対し、COVID-19への感染リスクが高いとして、住居のオーナーが退去を求めるといった事例が起こっている。ただでさえ過酷な環境で働き、精神的にも肉体的にも疲弊している彼らに追い打ちをかけるような行為だ。

そのような状況を受け、ダバオ市内の複数の宿泊施設が、南フィリピン医療センター(Southern Philippines Medical Center、以下SPMC)のBPO企業のスタッフを一定期間無料で受け入れると発表した。今回、スタッフの受け入れについて門戸を開いた宿泊施設は、Davao Airport View、Circle-B Suites、Chateau Cinco Dormitel、D’Airbus Inn、Yellow Pad, Sharana Pensionne、Capital O World Palace、Blue Lotus Hotel、Oh Georgeなどだ。

このような皆が大変な時期だからこそ、人々の助け合いが必要なのではないかと強く感じる。

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