【News】浜松市とダバオ市の小学生、音楽を通じて交流

2月21日ダバオ市立スペシャルスクールで、浜松市立佐鳴台小学校とスカイプを通じて合同演奏会が開催された。

スペシャルスクールには、浜松市で外国人支援をしているグローバル人財サポート浜松(代表:堀永乃)を通じ、昨年100台の鍵盤ハーモニカが寄贈されていた。鍵盤ハーモニカの弾き方は静岡文化芸術大学(浜松市)の大学生が半日かけて指導し、また同大の学生が合同演奏会の企画運営を行った。

マネジメントを担当した堀さんは「演奏を聞いて感動した。音楽で自信をつける教育的効果もあり、楽器で有名な浜松市から今後も援助を継続したい」と語り、佐鳴台小6年のフィリピンにルーツを持つシソン・アニカさんは、「(ダバオの小学生たちの)演奏は上手だった。最後に手を一人ずつ振ってくれたのが嬉しかった」と話した。

ダバオ市スペシャルスクールの企画担当者マーリン・ペナさんは、「子どもたちの音楽のスキルを高められた。音楽を通じてフィリピン人と日本人との間でコミュニケーションが取れ、生徒たちも演奏を楽しんでいた」と述べた。

企画運営に携わり、現地で演奏会に参加した静岡文化芸術大学2年の佐野美咲さんは、「現地に行く前までは、自分が大きなことをしている実感がなかった。いざやってみると自分が浜松市とダバオ市の関係を強くすることに少しでも貢献できたのかなと思った。私はシャイで英語も得意ではないのですが、現地の子どもたちが温かく迎えてくれて、心配は一瞬で吹き飛んだ」と語っている。

また、鈴木康友浜松市長から市民レベルの交流を深めていきたいといった内容の親書がサラ・ドゥテルテダバオ市長宛てに届けられた。


熱心に鍵盤ハーモニカを教わる生徒たち

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