ダバオ市のMatina地区に臨時の博物館が開設された。同臨時博物館では「50の文化財から見るダバオの歴史」をテーマに、無料で一般公開されているおり、開館時間は午前9時から午後6時だ。
以前Pichon通りに存在したDabawenyo博物館館長のWinnie Rose Galay Bulig氏は、長年にわたりダバオの文化や歴史に触れられる博物館の設立に尽力してきた。同氏は臨時博物館について、スペースが限られているため、50個までの文化財のみの展示となっているが、入館者は写真を自由に取ることができると語った。
オープニングセレモニーでは、ダバオ市副市長のSebastian Duterte氏がスピーチを行い、Dabawenyo(ダバオ人、ダバオ出身の人)のアイデンティティを確立するために文化の保存の重要性について言及した。
Dabawenyo博物館では2016年と2017年を通し、年間平均来場者数5万人を記録している。また、現在ダバオ市の中央に位置するPeople’s Parkでは1億ペソを投じた博物館の建設計画が進んでおり、2020年のオープンが予定されるなど、市民からの需要は大きい。臨時博物館を開設することは、文化財や博物館に対する人々の需要に応えたものと言えるだろう。