【News】コーヒー名産地ミンダナオ島アポ山、麓でも進む研究と発展

ダバオ地方を見下ろすフィリピン最高峰アポ山は雄大な自然を残すことで知られており、上質なコーヒーの産出地でもある。2019年の「フィリピンコーヒー品評会」アラビカ部門において優勝したマリビック・ドゥブリアさんもアポ山でコーヒーを栽培・加工している。

一方、麓の町ダバオデルスル州カパタガンでは、コーヒー研究のため国内外から人とコーヒーが集まっている。アメリカの国際協力非営利団体「ACDI/VOCA」が進める「アグリフォレストリーコーヒーデベロップメントセンター(以下ACDC)」プロジェクトでは、「フィリピンコーヒーアドバンスメントアンドファームエンタープライズ(以下、Philcafe)」と協力し、国内外より取り寄せた数多くのコーヒーを栽培・研究している。

ハワイより取り寄せたブルボン種、パカマラ種、ティピカ種を始め、ラオスからT5175など数種、ブラジルからブルボン種Amarelloなど数種、国内からはブキドノン州のティピカ種Miarayonなどを栽培していており、栽培法、病気や害虫に対する耐性、フィリピンの栽培条件下での生産能力、風味、品質などを研究している。

PhilcafeのLudovico Ramirez Jr氏は、これらの品種を農家が栽培・研究・改良することで、多様かつ良質な豆を生産することが可能になると説明した。また同氏は、Philcafeはディゴス市の公立大学サザン・フィリピン・アグリ=ビジネス・アンド・マリーン・アンド・アクアティック・スクール・オブ・テクノロジー(SPAMAST)と、研究データの共有・検証・公開を充実させるべく提携したと述べた。

研究所には、栽培から加工に必要な全ての施設が揃っている。昨年11月、コーヒー品質研究所(CQI)がQグレードの加工トレーニングのため加工場を使用した。フィリピンで他に例がなく、施設が高いレベルで充実しているとRamirez Jr氏は語る。このトレーニングの目的は、コーヒー加工業者と農家が多様な加工法でスペシャリティコーヒーを生産できるようにすることだ。

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