【News】ミンダナオの成長は農業生産性がカギ?開発局、農家支援の取り組み

農業

ミンダナオ開発局(Mindanao Development Authority 以下MinDA)の事務局長Janet Lopoz氏は、MinDAが推進する4Pプログラムの一環として、農業の生産性向上に集中して取り組んでいると発表した。4PプログラムとはPeople(人)、Productivity(生産性)、 Poverty reduction(貧困撲滅)、Peace(平和)の頭文字をとったもので、社会問題の解決を目指し様々な施策を実施している。

Lopoz氏は、農業の生産性を向上させ生産者側を豊かにし、社会基盤を強固なものにすることが重要だと述べ、実際に施策を打ち出していると説明した。MinDAの既存の支援策には、太陽光発電による灌漑プロジェクトや畜産業向けの給水システム構築プロジェクトがある。これらは農産業と畜産業の生産性を高める可能性がある。

フィリピン統計機構によると、2018年のフィリピンのGDPは6.2%の増加率を示した。しかし、農業、狩猟、林業、漁業(まとめてAHFFと呼ばれる)は、増加した6.2%うち0.9%を占めるにとどまった。フィリピンの経済成長を牽引した主な産業は自動車修理業などの工業だ。

ミンダナオ島は肥沃な土地が広がっており、農業が占める総生産の割合も高いことから農業の生産性向上は急務だといえる。

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