フィリピン赤十字ダバオ支部は市民に献血への参加を呼びかけた。同支部では1日に200~300リットル血液を地域に供給している。これは市内の病院で消費されている分量とは別であり、現在の採血量は必要量からはほど遠いという。
赤十字ダバオ支部長のEduardo Rodillo氏は、現在のところ献血に参加する市民は少ないが、実際に必要な量を賄うには大多数の市民が献血に参加する必要性があると述べた。同氏はドナーが少ない理由として、市民の注射や血液、感染症に対する恐怖感を挙げたが、いずれも実際には思ったような不快感や危険のあるものではないと説明した。
フィリピン赤十字は現在、さまざまな関係機関や自治体と協力し、献血への参加を呼びかけている。採血を実施できる機関が多くないなかで、短期で採血量を増やすことは難しいと言える。市民に対し、長期的に採血や感染症に関する啓もう活動を行う必要があるだろう。
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