ダバオ市は、喫煙禁止条例違反により徴収された罰金の総額が、2019年8月の時点で400万ペソを超えたと発表した。罰金は全て、貧困層の市民に対する支援と、公共事業に充てられるという。
2019年1月から8月末までの喫煙禁止条例違反者は9116人を数え、2018年の9521人と比べ減少している。ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ= カルピオ氏は、市政が禁煙キャンペーンに対し真剣に取り組んだため、大量の違反者の取り締まることに成功したと述べた。
軽犯罪規制部隊(Vices Regulation Unit 以下VRU)事務局は、徴収された罰金は主に、貧困層の市民への医療サービスの提供や、葬儀の支援などに提供され、一部は高速道路の建築計画に充てられると発表した。VRUは今年に入り、飲食店や公共施設などで、巡回する職員を増やしたという。
違反者の多くは、Talomo地区かPoblacion地区に居住している26から45歳の独身男性であり。、一部の違反者は電子タバコを使用していたという。
市政の禁煙キャンペーンで成果を挙げると同時に、個人に対する啓もう活動が必要だろう。