共和国法第9165号の包括的危険薬物法(以下R.A. 9165)ならびに第11036号のフィリピン精神保健法(以下R.A. 11036)を見直す必要がある、精神保健の擁護者が明らかにした。
New Day Recovery CenterのKirby Loberiza氏によると、R.A. 11036は依存症や物質使用障害の患者として定義している一方で、R.A. 9165はこれらを犯罪者とみなしているとのこと。
同氏は、これら2つの法律は薬物需要の削減という点で政府の行動を支持しているため、必ずしも政治的なものでないことを望んでいる。また、供給の削減を通して、需要を減らすことがフィリピン国家警察の目標とも述べた。
現在、違法薬物取引の取り締まりが強化されたことで、更生保護施設(以下TRC)を利用する者は減少しているが、社会より取り残された人々を優先してサービスを提供しなければならないと説明。また、各TRCにソーシャルワーカーを配置し、政府のTRC施設で貧しい患者のみ受け入れることを提案している。
薬物中毒が病気として扱われれば、人々は積極的に治療を求め、再び社会の一員に戻れるかもしれない。さらに薬物依存に関する視点が、効果的な解決策を生み出し、それぞれの法律を見直すことで、多くのメリットが生まれるだろう。