化学技術省(Department of Science and Technology)のAnthony Sales氏は、ダバオ市内にあるハラール認証研究所は、食品にハラーム成分やその他有害物質が含まれていないことを保証するシステムとして、中小企業(以下、MSMEs)を大いに支援してきたと述べた。
フィリピンには同ハラール研究所が4社あり、そのうちの1社はダバオ市が運営している。ダバオの研究所は2017年の設立以来、地元のMSMEsに食品保証システムを提供してきた。
Sale氏は、ハラール食品を提供している企業は、品質保証や管理が必要であること、同研究所では高度な技術を通して、イスラム文化で禁じられている成分(主に豚の成分、動物のゼラチン、アルコールといったハラーム成分)を分析するサービスも提供していると述べた。
同氏はまた、より多くのMSMEsが本サービスを活用し、それぞれの事業を改善していくことを奨励している。
より多くのMSMEsがハラール研究所を利用するようになれば、ハラール産業における現地市場の競争力は高まり、地域経済の発展にも貢献するだろう。