【News】和平プロセス大統領顧問室長官が辞任

マラカニアン宮殿

27日、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、共産主義反政府組織との和平交渉を担当していた、ヘスス・ドゥレサ和平プロセス大統領顧問室(Office of the Presidential Adviser on the Peace Process:以下OPAPP)長官の辞任を受理したと発表した。

ドゥレサ氏が辞表を提出する前日の26日、OPAPP職員2人が汚職のため解雇されている。「私が率いるOPAPP内部に汚職が存在し、その事実が今後の和平活動に影響を及ぼす可能性を否めない状況が非常に残念です。私は全ての責任を負い、謝罪します。」と語り、自ら辞表を提出した。

大統領は、ボホール空港でのインタビューで「ドゥレザ長官、OPAPPの職員であるフロレス氏、Baccay氏の辞表を受理してきたことを残念に思う。明日、更に別の辞任者が出るだろう」と語った。

解雇されたフロレス氏は支援サービス団体の副所長であり、紛争の被害を受けやすい地域の開発を行うPAMANA(PAyapa at MAsaganang PamayaNAn)国家プロジェクトのマネージャーでもある。Baccay氏は、サポートサービスの副秘書官かつ、PAMANAの顧問を務めている。

ドゥレサ氏は、ドゥテルテ大統領のもとで、大統領府平和担当顧問長官を務めることが出来たことへの感謝の意を表し、自ら辞表を提出することで、大統領がOPAPPを再編成するための道を開くと語った。

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