ダバオ市はフィリピン一のチョコレート・キャピタルになるため、カカオのプロモーションに力を入れている。そしてその取り組みから、農業省(Department of Agriculture、以下DA)は今年8月より、「Cacao Davao Experience storytelling」(ダバオ産カカオ経験の物語)コンテストを開催している。
同コンテストは地元のカカオ商品の促進を目指したものであり、また、国内外におけるカカオの需要が高まっているとして、カカオ生産により多くの農業従事者を呼び込むことも期待されている。
応募は11月9日までであり、最優秀作品には20,000ペソの賞金が贈られ、People’s Choice Award(投票での受賞)に輝いた作品は10,000ペソ、入賞者には残念賞がそれぞれ与えられるそうだ。コンテストの具体的な仕組みについては、DAのFacebook(Agri Info Davao、農業省Region 11)ページより確認することが可能。
ダバオ市は2016年において地域内のカカオ商品の大部分に貢献している。さらにCacao Industry Development Association of Mindanao Inc.の調査データによれば、フィリピンのカカオ消費量は50,000メートルトンとなっている。