ダバオ市議会は、サラ・ドゥテルテ・カルピオ市長が要求したマヨン火山の噴火によって被災した人々に対する450万ペソの支援を承認した。
承認された内容に基づき、カマリグ、ダラガ、ギノバタン、リガオ、マリリポット、タバコ、サント・ドミンゴ、バカカイ、レガスピ市などが、50万ペソを受け取ることができる。
サラ市長は、アルバイの市民には緊急な支援が必要となっており、この状況に対しダバオ市政は迅速な対応が可能だと発表した。
今回のマヨン火山の噴火では、7万人の市民が影響を受け被災している。さらに、2,463メートル級の火山の噴火により発生した溶岩により、フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は警戒レベルを4にまで高めている。また、社会福祉開発省(DSWD)によると、約1万8291世帯の住人が74か所の避難所での生活を余儀なくされているという。
ダバオ市政は今までも、台風や火災、人的被害などで大きな被害を受けた地域への支援を積極的に行っている。2017年には5ヶ月間ほど戦争が続いたマラウィ市の復興支援に500万ペソの資金提供も行っている。また、2017年12月に発生した大型台風「ウルドゥハ」の影響で被災したヴィサヤス島にも、800万ペソの資金援助を割り当てている。