1月12日、7,970万ペソをかけて R. Magsaysay Avenue沿いに建設予定の、ダバオ市検疫ステーションの起工式が執り行われた。このプロジェクトの主な目的は、特に感染症、新興・再興感染症、そして公衆衛生上の緊急事態に備え、その予防や拡大を防ぐことである。建物は、検疫局地域事務所に隣接する270平方メートルの土地に建てられる。施設は20人の患者を収容でき、検疫当局の事務所と隔離室も備える。
工事は2段階に分けて行われる予定で、第一段階では基礎工事と1階部分で、2,000万ペソが割り当てられる。そして、第二段階にて、建物の完成を目指す。「この工事が今年の11月までに終わることを期待しています」と、保健省11地域責任者のデュママ Jr.氏は話した。
氏によると、2014年にエボラ出血熱が流行した際には、感染を疑われた患者が市内の一般病院、Southern Philippine Medical Centerに収容され、そのことは市民に感染拡大の恐怖を与え、多くの苦情が保健局に寄せられたとのこと。この検疫ステーションの建設が、そのような問題を解決するだろうと氏は話す。
また、ダバオ市を含む6つの地方から優先的に検疫ステーションを建設しており、先週の水曜日には、カガヤン・デ・オロ市での起工式が執り行われ、バタンガス、カリボ、そしてセブでもそれに続くとのこと。そして、将来的には他の地方でのステーションの建設も計画している。