富士通フィリピン(FPI:Fujitsu Philippines, Inc.)が、フィリピン第3の都市であるダバオにオフィスを設立。先週、市内のセダ・アブリザ・ホテルにて、顧客や関係者を招いたローンチパーティーが開かれ、ダバオ市商工会の会頭であるゴー氏や、ミンダナオ日本人商工会会頭の中尾氏らが出席した。
FPI社長のサンティアゴ氏は、パーティーの冒頭で挨拶を行い、「ダバオ市はビジネスと投資の面で大きな拠点となっている。ダバオに事務所を設立することによって、ダバオに進出する多くの企業にサービスを提供することができる。これまでミンダナオ島のクライアントは、セブのオフィスがカバーしていたが、今後は、より顧客の近くで的確なサービスを提供していくことができるようになるだろう。」と話した。
また、「今後は、ダバオだけでなく、ミンダナオ島全体に広く顧客を持ち、他の拠点のスタッフと技術連携を行いながら、より一層銃充実したサービスを顧客に提供してく」と、ミンダナオでのビジネス展開などについて述べた。
FPIは、1975年に設立。1,200名以上の従業員数を持ち、ローカル化した経営を確立しており、フィリピン内の日系ITベンダーでは最大規模、外資を含めてもトップレベルの規模の組織である。ローカル・日系を問わず現地を代表する様々な業界のお客様をサポートしており、ダバオオフィスは、マニラのヘッドオフィス、セブ、サンタ・ローサに続き、4つめのオフィスとなる。
サーバー、ネットワークといった従来型のITインフラに加え、設備インフラやクラウドサービスの提供まで、業務を支える一連のソリューションをサポートしていくとのこと。既存の企業だけでなく、今後、ダバオへ進出する企業のビジネスへ大きく貢献することが予想されている。